今回は猫の目の病気を紹介します。
角膜上皮びらんといって、猫の角膜疾患の中ではよくみられる病気です。
表層性潰瘍性角膜炎とか難治性角膜炎などとも呼ばれていて、角膜の一番表層にある上皮が剥がれてしまったり、傷がついてしまう病気です。
原因はさまざまですが、猫ヘルペスウィルスが関与していることが多いと言われています。
痛みを伴うため、目が開きづらそう、しょぼしょぼさせる、目ヤニや涙が出る、瞬膜が出るなどといった症状がでます。
治療は目薬や飲み薬などの内科治療が中心となります。
治療期間は角膜の状態によって異なり、数日で良化する子もいれば、数週間以上かかる子もいます。
慢性化させないためにも症状が出たら早めの受診をお勧めしています。